【蜂に刺された!】

今年は蜂が少ないような気がする・・・と、思って、油断していたら蜂に刺された!

それは、ある団地の緑地の調査をしているときの事である。
潅木に分け入って、樹木の種類やら、太さやらを調べていると、数匹のアシナガバチに囲まれた。
1匹の時なら出稼ぎ中の労働者なので襲われることはほとんど無い。しかし、数匹が同時に現われたときは間違いなく近くに巣があり、彼らは激怒している場合がほとんどだ。
これはヤバイ!
慌てて藪を搔き分けて逃走した。
歩道に出たので一安心。後ろを振返る。
!!!
すぐ近くに激怒したアシナガバチの一群が迫っていた!
彼らが私のつぶら黒い瞳に一撃を加えようとしているのは明らかだ!
彼らの攻撃目標は全ての動物の弱点である目なのだ。
怒れる彼らは、まるで黄色い銃弾の様に私の顔面めがけて突進した!
噴出するアドレナリンがバレットタイムを発動し、彼らの攻撃がスローモーションに見えた。
「ほりゃーっ!」
0.03秒の反射神経で見事に攻撃をかわした。

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「勝ったっ!」
私は勝利に酔いしれていた。口の端に不適な笑みがこぼれていた。

ちくっ!

ヒップに鋭い痛みを感じた。不敵な笑みを浮かべたまま、私は凍りついたように固まった。そして、目の前が暗くなっていった。
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座るのも痛い状況である。
中腰でPCに向かってこの報告を書いている。
患部の写真は倫理規定に引っかかる恐れがあるので、某SF映画のワンシーンで代用した。